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「ガルフ・ウォー」延原達治
第一次湾岸戦争からはや15年がたとうとしてる。今まで、たとえばCNNなんかのレポートで、見た記憶のあるような戦争の後遺症について、または戦場での噂についての検証。そんな話をドキュメンタリータッチで描いた作品。
突っ込みどころもあるにはあるけど、でもなかなかみごたえのある一本だったな。ストーリーから伝わってくるメッセージも明確で複数の人物の成り行きで展開して行く時間軸もドキュメンタリータッチと相まってわかりやすい。 結局、どの戦争でもそうだけど社会の底辺にいる弱者が痛めつけられ被害を被るって話だけど、しかしアメリカ人って火星まで行こうか?って勢いのわりには本当に学習能力ないよなぁ〜。まっ、アメリカ人に限ったわけでもないけど。戦争って勝った負けたにかかわらず、この手の悲惨な話ついてまわるじゃん、いつも必ず。肉体的にも、精神的にもダメージ受けて元の暮らしには戻れない人達の悲惨な運命。
でも映画を観ながら思ったことは、アメリカ人の戦争被害者はこうして描かれていても、相手国イラクの国民や戦争被害者については、反戦メッセージの色濃い作品でもこれっぽっちも触れられていないってことだな。映画の趣旨もあるだろうから仕方ないところもあるだろうけど、結局の所、反戦というより自分とこの戦争被害者の救済色が強くなっちゃって、全く当事者じゃない俺のような外国人からみると、なんだかなぁ〜っていう矛盾も出てくる。でもそんな矛盾も含めて、「作品の表裏にあるメッセージを感じるべき映画かなぁ〜」なんていうとチョっと親切すぎるかなぁ?
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ドキュメンタリータッチで話が進んでいく上に、自分の記憶の上でも湾岸戦争ってまだまだ生生しい記憶なんで結構マジに入り込んじゃいました。でも、劇中で内部告発者が情報提供するシーンなんかは、なんだかダメ〜なスパイ映画みたいで「えっ、これって実話じゃないの?作り話?どっちなのよ?」と思ったよ。まっ、実話でも作り話でもないって事なんだろうけどね。
きっと又、10年、15年したらイラク戦争についてのこんな映画が色々と作られんだろうなぁ〜。本当にバカだねアメリカ人って。日本人の皆さんは真似しちゃだめよ!
FROM TATSUJI NOBUHARA(THE PRIVATES)
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